言ったけど「聞いてない」と言われる理由!

生活

言ったのに、後から「聞いてない」と言われ、口論になることは、良く経験することです。言った人は確かに言ったと記憶しており、覚えていない方が悪いと言わんばかりに主張しますが、言われた相手は覚えが無いので、責められる所以は無いと主張します。結局のところ、どちらも納得出来ない状況で物別れに至る事が多いのではないでしょうか。

伝わっていなければ、言って無いのと同じ

日常生活でありがちな、『言った・聞いてない』問題は、その多くが、聞く側がちゃんと聞けていない事に原因があります。

確かに言ったかも知れませんが、聞く側がちゃんと聞いていなければ、それは『言った』とは言えません。

『言う』という言動は、『伝える』ための手段の一つです。つまり、伝わらなければ、言ったことにならず、ただの独り言にすぎないのです。

伝わる言い方

では、どの様に言えば伝わるのでしょう。聞く側の立場に立って考えてみることが重要です。

聞き手が何か他のことに気をとられているとき、眠たいとき、忙しくバタバタしているとき、気が立っているとき、などに話しかけても、十分聞いてくれる可能性は低いです。落ち着いて、話し手を見ながら聞いているときは、伝えたいことを十分理解してくれます。

例えば、トントンと肩を叩いて「ちょっと聞いて!」と前置きするだけで、聞き手が聞く体制を整えるよう促すことが出来ます。

また、忘れやすい人や、子供に対しては、同じことを時間を空けて繰り返し言うことで、記憶に定着させ易くなります。

話し終わった後は、聞き手が理解したかどうか、確認するとよいでしょう。聞き手に理解したことを復唱してもらうのが一番良いですが、「分かった?」と聞くだけでも確認になります。

大切なことは記録に残す

ビジネスなど、大切な場面では、議事録という形で文章に残して、後から問題にならないようにします。日常生活においても、忘れられると困るような、大切なことは口頭ではなく、メモなどの形で、文章にして残す事が、後々のトラブルを回避する為には有効です。また、ポイントとして、伝えたい相手に、書いた文章を読んでもらうようにします。議事録では、確かに確認したという意味で、サインをするのですが、日常生活では、そこまでしなくても、かなりの効果が期待できます。

最近では多くの人がスマートフォンなどの電子デバイスを所有していますので、LINEのトークで残したり、共有スケジュールに記載する等、ツールを上手く活用することで記録を残すことが出来ます。

私は忘れやすい方なので、何か重要な事を話しかけられたときは、口頭でも聞きますが、「忘れてしまうといけないので、LINEかメールで送って頂けますか」と、お願いすることにしています。

聞いてない人が悪いんじゃない、伝え方が悪いんだ!

発言する人は、自分のタイミングで話しかけるので、突然何かが始まる訳ではありません。しかし、話しかけられる方は、突然聞かされることになるので、聞く体制になっていないのです。話し手は、聞き手が十分話を聞けるように配慮して話しかけることが大切です。

きちんと伝えることが出来ていれば、少なくとも『言った・聞いてない』というトラブルは回避できます。きちんと伝えるのは、言う側の工夫一つなのです。

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