尖れ!みんなと同じじゃ生き残れない

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一人だけみんなと違ってると嫌ですよね?
みんなと同じだと安心します。
しかし、みんなと同じと言うことは、個性がないと言うことでもあります。
料理がとても上手な人、面倒見が良い人、絵が上手な人、スポーツが得意な人、人を楽しませるのが得意な人、奇抜な発想をする人、研究が好きな人・・・様々な人達がそれぞれの得意分野で頑張ることによって素晴らしい社会が構築されているのではないでしょうか。
クローン人間みたいに、みんな同じだったら世の中上手く回りません。
あなたの個性は何ですか?
あなたの存在意義はどこにあるのでしょう??

みんなと同じ=だれでも同じ

AさんとBさん、どちらも同じ条件の人がいたとします。
あなたは忙しくて、協力してもらえる人を探しています。
さて、AさんとBさん、どちらに頼みますか?

AさんとBさん、どちらも条件が同じなら、どちらでも良くないですか?

もし、とても難しい事をやっていたり、とても急いでいたりしたらどうでしょう?

AさんとBさんに相応のスキルが無いと、かえって足手まといになるので、どちらも必要ないと考えるかもしれませんね。

「みんなと同じ」は「だれでも同じ」と同じで、特別に評価されることはありません。

何でもできる=どれもそこそこ

もし、あなたが脳動脈瘤で命の危険を宣告されたら、どの先生に診てもらいたいですか?

A医師どんな病気も診るスーパードクター
B医師近所で評判の脳外科医
C医師脳動脈瘤治療のゴッドハンドと言われる脳外科医

できればC医師、C医師が無理ならB医師に診てもらいたいと思いませんか?

病名がはっきりしない(何処が悪いか分からない)時は、総合的に診療できるA医師のような人が診察し、適切な専門医に引き継ぐスタイルが合理的ですが、必須という訳ではありません。

つまり、最終的には特定の分野に精通した専門家が必要だと言うことです。

学歴より、ずば抜けたスキル

あなたは資産の運用を金融会社にまかせることにしました。
次のどちらのファンドマネージャーにお願いしますか?

Aマネージャー 東大を首席で卒業し、それなりの実績を持つ
Bマネージャー 高卒だがずば抜けた才能を持つ最高実績者

ほとんどの人はBマネージャーにお願いしたいのではないでしょうか。

世の中で高く評価される人は、ずば抜けたスキルを持った人なのです。

能力が計り知れないとき、学歴が高いほうが能力が高いと推測されがちなので、学歴がまったく必要ないとは言いませんが、有利なのはその人の事がよく分からない間だけです。
新卒の採用試験などでは有利ですが、転職時には職務経験の方が重視されます。

大企業ではまだ学歴社会のところも多いので、高学歴が有利と考える方も多いかと思いますが、高学歴なのに仕事が出来ない人は、会社にとって最も不必要な人材になります。
仕事の出来映えが同じなら、高学歴の人より低学歴の人の方が人件費が安く済むので、会社からすれば魅力的な人材になります。
中小企業では、たとえ東大卒の人が応募しても、何かあると勘ぐられてしまったり、プライドが高くて馴染まないと敬遠される原因になり、高学歴はかえって不利になります。

「この人は高学歴だから当社に不可欠な人材だ」と言う会社は予備校くらいです。
しかし、「この人はずば抜けたスキルを持っているので当社には不可欠な人材だ」と言う会社は多く、このように評価されれば出向やリストラなどで、要らないと言われることは無くなります。

学閥が幅を利かせる企業もありますが、そんな会社が未来永劫発展していくとは思い難く、オンリーワンな人材を取りそろえなければ、競争社会を生き抜くことは困難な時代なのです。

学歴はmustではなく、betterと考えるべきです。

全てを頑張ると中途半端になる

何でもつたなくこなすスーパーマンより、神と呼ばれるほど特定の分野に精通している人のほうが崇められます。
なぜでしょうか?
そこまで精通した人は希少だからです。
なぜ希少なのでしょうか?
神と呼ばれるほど特定の分野に精通している人は、その分野以外の事には手を出しません。
手を出さないと言うよりは、手を出している余裕がないと言ったほうが良いかもしれません。
苦手なことを克服しようと、無駄な努力はしません。
苦手なことを克服しようと人の何倍も頑張ったところで、人並みか、少し上くらいにしかならないので、時間の無駄です。
苦手なことは得意な人に任せるのが最も合理的です。
得意なことを1時間頑張るのと、苦手なことを1時間頑張るのでは、成果に大きな差が出ます。
得意なことは人の数倍の成果が期待できますが、苦手なことは人の数分の1程度の成果しか出せないでしょう。
同じ1時間です。
どちらに労力をかけるほうが得策でしょうか?

人は他人より劣っていると、人並みになりたいと思いますし、周りからも人並みくらいにはなって欲しいと期待されます。
学校の成績で言うと、5段階評価で3以上ならOKだけれど、1と2はダメで、もっと勉強するよう指導されます。

普通の人は指導に従い、苦手科目を克服すべく頑張ることになります。
これが成功すると、何でもつたなくこなすスーパーマンになれます。
失敗すれば、凡人か、それ以下です。

指導を無視して、脇目も振らず得意なことに邁進すると、神と呼ばれるほど特定の分野に精通した人になれます。
得意なことを頑張るのですから、成功する可能性はスーパーマンを目指すより高いでしょう。
神の領域に到達できなくても、一目置かれるオンリーワンな人材にはなれるはずです。

苦手なことを頑張らないという選択は、とても勇気が必要ですし、周囲からもいろいろ言われるので、強い決意も必要です。
周りの人の理解を得られるだけの頑張りや結果も見せなければなりません。
このような選択ができる人が希少な為に、神と呼ばれるほど特定の分野に精通した人が少ないのです。

尖れ!オンリーワンを目指して

時代は成熟し、量を求める時代は終わりました。
人々のニーズは多様化し、オンリーワンを求める時代です。
この時代に必要な人材は、何でもできるスーパーマンではなく、オンリーワンな人材なのです。

そのためには、選択と集中が重要です。
あれもこれもと手を広げても、オンリーワンには近づきません。

現代社会には、高学歴で何でもつたなくこなすスーパーマンがたくさんいます。
しかし、神と呼ばれるほど特定の分野に精通した人は希少です。
それは、常識を打ち破った生き方が生む結果だからです。
みんなと同じ事をしていても、凡人になってしまうだけです。

凡人になってしまうと代替え可能なので、選ばれるためには何かを犠牲にする必要があります。
代替え可能になると価格競争になり、安い給料で雇われることになりますし、上司の機嫌を伺い、決して逆らわないYesマンになる必要もあるでしょう。
そこまでしても、より魅力的な人やAIの出現で、あっさり切られてしまいます。

近年はAIの発展が目覚ましく、規則や前例に沿った定型作業や、どうすれば良いか決まっている(明らかな正解がある)様な仕事はAIに取って代わられる時代です。
学校で教わる受験のための勉強などは、その最たるものです。
求められるものが大きく変わろうとしているのです。
これから特定の分野を極めようと頑張るなら、AIが苦手とする分野に焦点を当てなければ無駄な努力に終わってしまうでしょう。
AIが得意な分野で勝負しても、人間はAIに勝てません。
AIが得意な分野はAIに任せる方が合理的です。
人間は人間にしか出来ない分野(AIが苦手な分野)で、その能力を伸ばせば良いのです。

現代社会を生き抜くには、代替え不可能な人材になる必要があります。
「あなたじゃなきゃダメなんだ!」と言われる人材になる事が重要なのです。

それは唯一無二の存在であり、それがあなたの存在意義なのです。

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