親の言うことを聞かない子供に困っていませんか?

子育て

子供って親の言うことを聞かないですよね。「いやだ!」って言ってみたり、スルーだったり、「はい、はい」と受け流してみたり、こちらも思わずヒートアップしてしまいがちです。

子供は正直

子供は基本的に嫌なことはやらないし、面倒くさいことは後回しにします。まあ子供に限らす、大人でもそうしたいことは多々ある訳で、気持ちは良く分かります。しかし、嫌でもやらないといけない事なので、「~しなさい!」と命令することになります。子供は素直なので、嫌なものは「嫌だ!」と言い、押し問答のようになってしまいます。怒られるのが嫌なので、最終的には渋々言うことを聞く(無理やり聞かす)ことも多いかと思います。

理由を丁寧に説明する

子供が言うことを聞かないとき、私は子供に「なぜやらないといけないのか?」「やらないと何がどうなるのか?」を話して聴かせることにしています。どちらか一方だけでは弱いので、必ず両方の見地から話すことにしています。子供にただ「~しなさい」と言ったところで、その必要性が分からないと実行してくれません。当然です、大人だって訳も分からず「~しなさい」と言われても、進んでやる気にはなれませんよね?また、子供には子供の理由があったりすることもあるので、あわせて聞いてみます。

自発的な行動を促す

子供は大人が思っている以上に理解する能力があります。確かに知識も経験も少ないので、分かってもらうための表現方法には工夫が必要です。抽象的ではなく、できるだけ具体的に、かつ身近な物や人を題材にして話すのが効果的です。子供が好きなアニメのキャラ等でも、具体的にイメージできて親近感が持てるものであればOKです。子供に「なぜそうしなければならないのか」を理解してもらい、自らの意思で実行できるよう導くことが重要なのです。

ご飯を綺麗に食べないとき、「お百姓さんが一粒一粒一生懸命育てたお米だから、綺麗に食べなさい」と言ったところで、このお米を育てたお百姓さんが身近な存在で無ければ、お百姓さんのために綺麗に食べようと思わせるには、少し理由が弱いと思われます。私がやるのは、食器を洗い終わった後で、排水溝に溜まった残飯も含めて、全ての残飯を1か所に集めて子供に見せます。お皿に食材が散らかっている状態では、残飯の量が少なく見えるので、実際の量は子供が思っている以上に多いということを理解させるためです。そしてこう言います。「これだけの量の食材を食べることができたはずなのに、捨てることになってしまったのは勿体ないよね」「あなたが集めて食べるのを面倒くさがってやらなかったから、私が集めて捨てることになったよ。私はとても面倒だし、勿体ないので綺麗に食べてもらえませんか?」子供は綺麗に食べたつもりかもしれないし、残飯が出ていることに気づいたりもしていなかったはずです。この事実を知ったとき子供は「ごめんなさい。綺麗に食べます」と言ってくれました。

命令はしない!

ここでもう一つのポイント、命令しない。やはり、命令すると反発したくなります。「命令」は「お願い」に言い換えると表現が柔らかくなり、反発を生みにくくなります。

根気よく繰り返し、習慣化する

子供が「なぜやらないといけないのか?」「やらないと何がどうなるのか?」理解すると、すぐ親の言うことを聞くようになるかというと、そう簡単にはいきません。ここで大事なことは習慣化です。根気よく何度も何度も言って聴かせましょう。子供が理解していれば、きっかけを与えればそう苦労せずとも実行してくれるはずです。

そのうち、何も言わなくても出来るようになってきますが、その時は、褒めることを忘れないでください。ここで親がスルーすると、こどもはモチベーションを失ってしまいます。褒めることでこれからも頑張ろうと思えるのです。

なにを言ってもダメなときはどうするか?

諦めましょう(笑)

冗談ですが、半分本気です。私は無理強いはしないことにしています。しかし「やらないと何がどうなるのか?」についてはしっかり話しますし、子供にも考えてもらいます。それでも子供がやらないと言うのであれば「こうなってもいいなら、やらなくていい」と言う表現を使うことにしています。押してもダメなら引いてみる的な方法です。私の経験では、この方法はかなり効果があります。散々言われた後で、もういいと突き放される訳ですから、子供も不安になるのでしょう。また、ただ反抗しているだけのケースや、天邪鬼のようになっている場合にも有効だと思います。「本当にやらなかったらどうするのですか?無責任です。」って言われそうですが、他人に危害を加えず、人の命に係わらない事であれば気づくまで見守るのもアリなのではないかと思っていますし、しないことによって本人に何か不利益があるとすれば、その不利益を受けてみるべきだとも思っています。それでも子供の考え方が変わらないようであれば、考え方(価値観)の相違ということなのでしょう。

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